文献(日本語)

『記憶にであう 中国黄土高原 紅棗(なつめ)がみのる村から』

・・・全然、記事の更新ができなくて反省反省。でも今後もなかなか更新は難しいな。いい加減地方志の整理に入りたい。 とりあえず今回は文献紹介です。 記憶にであう―中国黄土高原 紅棗がみのる村から作者: 大野のり子出版社/メーカー: 未来社発売日: 2009/0…

『回想録』

私が防衛研究所に行ったのは、旧日本軍の文書あるいは将兵の回想録の中で八路軍がどのように描かれているか、つまり実際に八路軍と対峙した人々の評価・視点をできるだけ収集したかったから。 しかし、限られた時間(半日ほど)で防衛研究所の資料を効率よく…

「奔敵者」三例

『北支に於ける奔敵事犯と之が警防対策』には、具体例として三名の「奔敵犯」の事例もあげられている。この三名は全員明らかに意識的に「奔敵」した例らしい。

『北支に於ける奔敵事犯と之が警防対策』

防衛研究所に資料を漁りに行った際、『北支の治安戦』の巻末参考資料一覧に載っていた憲兵隊内部発行冊子の『北支に於ける奔敵事犯と之が警防対策』(昭和18年発行)が目に留まった。ちょうど捕虜から日本人反戦同盟になり日本兵たちに反戦を呼びかけた人々…

『北支の治安戦』に見る三地区(抗日根拠地・遊撃区・占領区)

『北支の治安戦2 戦史叢書18』(防衛庁防衛研修所戦史室/朝雲新聞社/1971年)によれば、北支那方面軍は共産党・八路軍に対抗するため、昭和16年(1941年)に華北の状況を調査・分析した。 方面軍は以上のような検討を経て、新たな観点から、まず北支占拠地…