地名の表記について


中国の抗日戦争の文献では、地域の名称が現代とは異なっている場合が多い(そして日本の研究者も当時の名称をそのまま使う)。その地の昔からの名称が用いられているのだが(今でも別称として用いられている)、ブログ主もよく混乱するので、華北関連の地名をここにまとめておく。


晋=山西省
冀=河北省
魯=山東
豫=河南省
察=察哈尓省(1952年に河北省と山西省編入され現在は存在しない)
陝=陝西省
甘=甘粛省
寧=寧夏回族自治区


となる。
なので「晋冀魯抗日根拠地」などと書かれている場合、隣接しあう山西省・河北省・山東省の一部にまたがる抗日根拠地という意味である(山西・河北・山東にまたがっているという意味でその全土を指すわけではない)。その他、まだどこを指すのかいまいちわからない表記もあるので、わかりしだい随時追加していく。
と言っても、地名だけ並べてもイメージがつきにくいと思うので、適時google先生から地図を借りてきます。