立っている者は親でも使う男・河村市長

 河村名古屋市長の南京虐殺否定発言について、批判エントリーを書いていたら、急に「webページエラー」が発生して勝手に接続され直されて書いた記事が全部消えてしまった・・・・・・。ってこのブログよくこういうことが発生するんだが(怒)。今まで長々と書いたあげく「webページエラー」で保存前に消えてしまったことは数知れず。こっちも警戒して小まめに下書き保存はするんだけど。今回は一気に書いていたため下書き保存してなかった。(前にやっていた別のはてなダイアリーでは一度も発生しなかったけど)

 また改めて書く気力が無いので、今は簡潔版だけ。あとで時間があったら書き直すかも。




 河村市長の南京虐殺否定の根拠はほとんどどうしようも無いいい加減なものと言わざるを得ない。今時、否定論者だってもっと気の利いたことを言う人も多いのに。
 その程度の知識で何を「討論」しに行くと言うのだろう。ホスト側になる中国だってなんだって河村市長の妄想を喋らせるために金と手間をかけて場を設定してあげなきゃならなんのか、と思うだろう。


 さらに深刻なのは河村市長がその程度の根拠で被害者やその遺族を侮辱していることである。市長にその自覚があるかどうか不明だが、あの程度の根拠で南京虐殺を否定することは生存者で証言する人々は元より、虐殺を目撃した外国人や日本兵で証言をした人々を「嘘つき」と呼ぶことでもある。
 考えてみてもほしい。もしこれが現代の通常の犯罪で、被害を受けたと訴える市民に対して市長がたいした根拠も無く「本当にそんな被害を受けたのか」などと言ったらどうなるか?*1しかしこれが南京事件*2ともなれば、まだ存命中の被害者もおりましてやその遺族はさらに多いにも関わらず、平気で被害を否定してしまえるのである。

*1:もちろん現実の刑事事件に対して判決も出ていない被疑者を第三者が加害者扱いすることには慎重であるべきだが、そのことと被害者の証言を根拠もなく否定してしまわないことは両立可能である。ましてや南京事件に関しては、加害が行われたことは多くの歴史学者の慎重すぎるとも言える検証を経ていることでもある

*2:性犯罪でも似たような扱いがされることは多いが