2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ゲリラは夜!

というふうに、ゲリラが最も本領を発揮できるのは時間帯で言えば日が落ちてから、というイメージがあるので、ブログの背景を夜っぽいものに変えてみることにしました。 しかし、なかなか夜っぽくてかつ文字が見やすいテンプレっていうのはないですね。 とい…

晋察冀抗日根拠地

晋=山西省 察=チャハル省(現在は、内モンゴル自治区,河北省,山西省の一部となり存在しない) 冀=河北省※地名+方位で、ある省のどの当たりかを示している。例えば冀東→河北省東部というふうに。晋察冀抗日根拠地概要関連部隊:一一五師,一二〇師 所在…

晋綏抗日根拠地

抗日根拠地の花形(?)と言えば「晋冀豫抗日根拠地」ですが、この根拠地はあまりに変化が大きく複雑すぎるので、比較的まとめやすい「晋綏抗日根拠地」を最初にまとめていきます。 なお文中の「注意」は自分に向けて言っています。 晋綏抗日根拠地 注意:「…

あくまで自分の混乱防止用

このブログは、自分の研究をまとめるメモみたいなもののですが、一応、なるべく読者の人にも伝わるように書くよう努力はしています。 だけど今回からしばらく続く「抗日根拠地」まとめシリーズは、いつも以上にメモ度がアップします。 本当に文献を読んでい…

『北支の治安戦』に見る三地区(抗日根拠地・遊撃区・占領区)

『北支の治安戦2 戦史叢書18』(防衛庁防衛研修所戦史室/朝雲新聞社/1971年)によれば、北支那方面軍は共産党・八路軍に対抗するため、昭和16年(1941年)に華北の状況を調査・分析した。 方面軍は以上のような検討を経て、新たな観点から、まず北支占拠地…

抗日根拠地の基本的なこと

さて、私は「八路軍」の研究をしたいんであって、「抗日根拠地」の研究をしたいわけではないのだが、「八路軍」を調べる上で、混乱を避けるため「抗日根拠地」についてある程度把握しておくのは重要だと思う。 何しろ、例え「八路軍」のことを専門に扱う文献…

今後の予定

fc2ブログの方で『抗日研究評述』などを参考に中国の八路軍関係の研究について紹介する、と書いたのですが・・・・・・思ったより大変なのでしばらくそちらは後回しにします。自分の参考用には読んでいきますが、これを公開用にまとめるとなると相当の時間…

「日中歴史共同研究」八路軍(中共)の戦いに関する部分(中国側)2

時間があいてしまったが、『日中歴史共同研究』の中国側論文の続きを。 まずは『第二部 戦争の時代 第三章 中日戦争と太平洋戦争 一、太平洋戦争中の中国戦場』(報告書P206)より。執筆者は陶文勝l氏。 原文で示された参考文献は、注に示した。 「太平洋战…

「日中歴史共同研究」八路軍(中共)の戦い・中国側論文(1)

今回は「日中歴史共同研究」の中国側論文の該当箇所を訳してみました。 ほとんど直訳に近いですが。 中国語原文と訳文を併記しておきます。 以下の執筆者はすべて栄維木氏です。 まずは『二章、日本の中国全面侵略戦争と中国の全面抗戦戦争>二、戦線の拡大…